ムーブメントアクト(Movement act)ぶつかりそうでぶつからいボール!!
「行列ができる法律相談所」でも取り上げられたスゴイ映像です。
まずはご覧ください!!
ぶつかりそうで、ぶつからない16個のボール、この不思議なボールアートの仕組みを、ひもときます。https://t.co/KvVsEKy94D#Movementact #アート pic.twitter.com/6AA5Ly431V
— NTV NEWS24 (@news24ntv) February 6, 2019
8方向から行きかう16個のボールが、ぶつかることなく交差する様は圧巻です。
一見、CGのように見えますが、実際はグランドゴルフのボールが塗装された木のボード上を転がっているのです!
電磁力でピストン運動をするバネがボールをはじいているのですが、バネ運動する時間を0.28秒ずつ遅らせていることで、中央でボールがぶつからないのです。
0.28秒!?って、凄すぎです!^^;
これは、ムーブメントアクト(Movement act)というアート作品です。
東京藝術大学の卒業作品展に出品された作品なのです。
製作したのは、ジャグリングパフォーマーでもある先端芸術表現課4年生の小野澤 峻さんです。
趣味のジャグリングからヒントを得て、この製作に至ったそうです。
なおこの作品は、学科で1点だけ選ばれる「大学が買い取る作品」となり、製作者の小野澤さんは、嬉しいような悲しいような複雑な胸の内を語りました。
製作者の小野澤峻さんって誰?
小野澤峻さんとは、美術学部先端芸術表現科4年生の現役大学生です。
引用:ご本人Facebookより
この作品「ムーブメントアクト(Movement act)」は、小野澤さんの卒業作品として作られました。
「ジャグリングのパフォーマンスをどうやったら作品にすることができるのか?そう考えた時に、自分をそこから引き抜いてみようと思ったんです。」とこの作品の製作に至った経緯をコメントした。
小野澤さんは、中学生でジャグリングに目覚め、高校はジャグリングができる学校を選んで進学。
大学でもその趣味は変わることなく続いており、現在もそのジャグリングでイベントに出演したり、幼稚園や老人ホームで披露したりする活動を続けているそうです。
ムーブメントアクト(Movement act)とは・・・?
0.28秒ずつずれて動く
8方向から打ち出す今回の出展した作品では、ソレノイドが0.28秒ずつずれて動くように制御されています。
製作当初は非常に苦労したそうで、ボールによって個体差があったり、ボールが転がっていくうちに木製の台が削れてしまうため、やすりをかけるなどの調整が大変だったとコメントしてます。
「ボールを置くタイミングも決まっていますし、実はそれほど難しいことはやっていないんです」ともコメントしてます。
木製テーブルにした理由
テーブルを金属製にすれば修復の手間が減り、より精度が高く滑らかな動きにできますが、あえて木製にすることにこだわったとコメント。
その理由を小野澤さんは次のように語っています。
「人間のライブパフォーマンスと同じで失敗することもあって、見ている人もハラハラ・ドキドキする。その反応も含めて作品にしたいと思ったんです。マシンではなく、パフォーマーなんです。笑」
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小野澤さんの今後の活動は?
大学在学中には、イベントの企画・運営などに取り組み、「パフォーマーや作家を社会とつなぐ活動」を続けてきた小野澤さん。
一方の「ムーブメントアクト(Movement act)」は、作家として取り組んだ結果のの集大成だとコメント。
「今後はどちらの活動も続けていきたいと思います」と今後も、パフォーマーと作家の二足のわらじを続けていくと力強く語った。
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